アルミ袋で開発品の迅速製品化をサポート
大阪に本拠を構えるある設備メーカー様のE社様の事例をご紹介します。
期待の新事業
E社様は、様々な工場向けの設備をオーダーメイドで製造していますが、ある新規事業として、設備の備品も製造販売することになりました。備品は消耗品として継続的に使用されるものですので、安定的な売上が見込め、期待の新事業として立ち上げられたそうです。
湿気と日光はNG
さて、この備品ですが、商品の特徴として、湿気を遮断する必要があります。水蒸気と接触すると、製品が劣化してしまうのです。1年程度の長期の品質保証を可能にするためにも、防湿効果が必要でした。また、製品が白色であり、日光で変色するため、遮光効果も必要です。
そこで、防湿と遮光を両立した包装資材として、アルミ袋を候補にしました。
アルミ袋の課題
しかし、アルミ袋について調査したところ、大きな課題があることがわかりました。
課題とは、サイズの問題でした。
この製品はサイズが小さいため、袋サイズとしても幅90ミリX長さ130ミリという非常に小さなサイズの袋として予定しています。しかし、アルミ袋の規格品(既製品)のサイズだと、これほど小さな袋がありませんでした。
規格品の中で一番小さいものを採用したとしても、中身のサイズの割りにやたらと袋サイズが巨大になってしまい、非常にバランスが悪くなります。そこで、専用のサイズでオーダーメイドを検討しましたが、その場合の最少製造ロットは約13万枚となりました。
新規事業でこれから販売を始めようという製品なのに、最初から袋ばかり13万枚もあってはさすがに数が多すぎます。
当社のご提案はというと・・・
そんなE社様のご相談について、弊社では、アルミ袋のイージーオーダーをご提案させていただきました。
この製品は、フィルム構成は弊社であらかじめ決まった構成になりますが、ご希望の寸法で袋を製造することができ、その上、最少で1000枚から製造が可能です。E社様の新商品開発について、
- 「湿気を防止できる」
- 「遮光できる」
- 「アルミフィルムである」
- 「サイズが指定できる」
- 「少ない枚数で製造できる」
というような点が決めてとなり、ご採用いただくことになりました。
このアルミ袋については、すでに社内での品質評価で合格しており、次はテスト販売となるとのことです。
今回ご紹介の製品