フィルムへの印刷方法・スクリーン印刷
平成20年8月20日号 バックナンバー
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フィルムへの印刷方法・スクリーン印刷
前回のメールマガジンでは、主な印刷方法として「グラビア印刷」をご紹介いたしました。グラビア印刷の特徴は低コストとハイスピード生産でしたよね。
今回ご紹介するのは、「スクリーン印刷」です。「シルク印刷」、「シルクスクリーン印刷」などと呼ばれることもあります。かつては版に「絹(シルク)」を使っていたので、その名残で「シルク」という呼ばれ方をしますが、現在では絹を使用することはなく、特殊な繊維や金属の針金を利用するなどした専用の版が使用されます。
まずは、印刷したい柄用に版を作成します。
印刷したい部分には、たくさんの小さな穴が開いています。この版の上からインクを擦り付けます。穴の開いている部分だけはインクが浸透していって印刷されるというわけです。
手順としては、印刷するフィルムを下にして、上から「印刷したい図形どおりに穴が開いた版」を押さえつけます。(この際に、正しく位置決めを行わう必要があります。)
位置決めできたら、インクを取り、専用のゴムヘラで、版の穴に薄くのばします。一回伸ばす場合と二回伸ばす場合では、印刷の濃度が変わりますので、事前に一回伸ばしなのか二回伸ばしなのかを決めておく必要があります。
複数色の場合にはこの流れを色数分繰り返すことになります。
この印刷方法のメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
- グラビア印刷と比べ、製版費用があまりかからない
- 小ロットで作成できる
- 曲面などにも印刷できる
デメリットとしては以下のことが挙げられます。
- スピードが上がらないので加工費用が高い
- 手加工の要素が強く、職人的な知識が必要
どちらかというと、シールやラベルの印刷、Tシャツなどの繊維製品への印刷、電子部品や産業用部品などへの印刷といった用途に多い印刷方法で、フィルム製品への印刷の場合はショッピングバッグなどに採用されています。
成功事例のご紹介
今回は東和精密の片倉様の事例をご紹介します。片倉様は「短納期で小ロット」のポリエチレンチューブが必要ということでお問合せいただきました。
以下、お客様の声をご紹介します。
東和精密 片倉です。
この度は有り難う御座いました。思惑通りの品で、重宝しております。
また、秦様については、少量のものにも関わらず、迅速で大変丁寧なご対応と、適切なご提案を頂き感謝しております。アンケート回答します。
1)今回、弊社の商品をお買い上げいただいた訳ですが、当初、何かお困りの事があったのでしょうか?
思惑の品が市場(既成品)に無く、あれば良いな的考えで探していました。
2)いろいろなウェブサイト・企業がある中で、どうして当ウェブサイトからご購入いただいたのですか?
「ビニールチューブ」で検索して、御社がヒットしました。問い合わせは略図をファツクスで送信しました。理由は前記した対応の良さです。
3)弊社の商品を実際に使用してみていかがでしたか?
ポリ袋に加工する前のチューブ状のロールを分けてもらったのですが、思惑どおりでした。欲を言えばもう少し厚め(7か8μm・特厚袋?)が良かったです。
4)商品を知ってから注文するまでに何か躊躇することはありましたか?
ありません。
5)4)で躊躇することがあった方はどうやって解消されましたか?
N.A.
6)購入する際、決め手になったのは何でしたか?
希望した物であること。適切な価格。
現品使用の状態は被梱包物が開発試作品であり、顧客様の情報保護のためご容赦下さい。また、何か思いつきで、ご相談する事があるかと思います。その際は宜しくおねがいします。酷暑が続きます。ご自愛ください。
㈲東和精密 片倉寛文
片倉様ありがとうございました。
お役に立てているようで、私どもも大変嬉しく思います。開発に関するお問合せは毎日たくさん頂いており、当社の得意な分野でもありますので、お気軽にお問合せください。ありがとうございました。
◇「いつか使える」情報のコーナー
ソフトボール について
1887年の感謝祭の日、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにおいてジョージ・ハンコックが冬季に野球を練習するためのスポーツとして発明した。
そのため当時は”インドア・ベースボール”とか”プレイグラウンドボール”と呼ばれていた。
※ウイキペディアより引用
▼編集後記
北京オリンピックで熱戦が続いています。野球やソフトボールもこれからが大事な戦いですね。
手に汗握って応援しています。
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