グラビア印刷とは?
グラビア印刷とは?
グラビア印刷は、円筒状の版を使った印刷方法です。
円筒の底面の円周が、袋1枚の長さに相当し、この版の上をフィルムが通ることにより印刷されます。高速で印刷できるために低コストでの大量印刷に最適ですが、極端な小ロットや試作には不向きです。
印刷工程
印刷は袋形状に加工する前の、フィルムの状態で印刷を行い、その後指定の大きさで袋に加工致します。
また、ポリ袋のフィルムは通常はインクを弾く性質があるので、印刷する場合には、フィルムを製造する時点で、印刷用の表面処理を行う必要があります。この表面処理を行うことによって、ポリフィルムのインク弾きを抑え、インクの定着を良くします。
色について
単色刷りからフルカラー印刷まで対応可能ですが、色が増えるごとに印刷費・製版代が増えていきますので、ご予算との兼ね合いで色の数を決定されることをお勧めします。
ポリ袋は元々「透明フィルム」である為、普通に印刷すると印刷した色が透けます。中に入れる製品の色を考えて印刷色を設定しないと、せっかくの印刷がパッと見よくわからない、という事態になってしまうので、ご注意下さい。
対策としては、希望の印刷色と下地用の白色の2色印刷にする(同じ柄で白を印刷した上に希望色で印刷)か、袋に白色やその他乳白混じりの色を着色する方法があります。
版について
印刷をする際は、印刷デザインを掘った鉄製の「版」を色数分製造しますので、袋へ印刷希望の場合は、袋と印刷コストに加えて初期費用として「製版代」が発生します。
版のサイズはポリ袋のサイズや印刷ピッチ(印刷と印刷の間の距離)によって変わり、版のサイズが大きくなるほど製版費用は高くなります。
カラー印刷(写真印刷)の場合は、「CMYKの4色分プラス下地の白(袋が透明である為)」の合計5版となります。(カラー用の版は、単色印刷用の版よりも価格が高いです)袋自体に白色の着色をしている場合は、CMYKの4版となります。
印刷についての注意点
- 印刷はオーダーメイド品にのみ可能です
- 規格品への印刷は出来ません
- 印刷サンプルを作ることが出来ません
- 印刷デザインは、イラストレーターの完全データで作成をお願いします
印刷可能な製品