予算の考え方について
ポリ袋、ビニール袋を決める際のひとつの基準に「予算」があります。ここでは、予算を決める際に大事な「袋の単価」についてご説明します。
単価が上がる理由
- 袋のサイズが大きい
- フィルムが分厚い
- 機能性が付加されている(帯電防止や防錆等)
- 数量が少ない
それぞれについて、簡単にご説明致します。
サイズが大きい・フィルムが分厚い
ポリ袋・ビニール袋の場合、基本的には、フィルムが厚くなるほど、サイズが大きくなるほど、たくさんの原料を使用することになるため、その分原価が高くなります。
一般的に、使い捨てされるポリ袋等の包装資材は原価率が非常に高く、薄利多売の製品ですので、原価が高くなるとそのまま販売単価も上がります。
機能性の追加
帯電防止や導電、防錆、バリア性、印刷や追加加工等、何か特別な機能が追加される場合は、汎用のフィルムよりも価格は高くなります。
数量(購入ロット)
ポリ袋・ビニール袋のご注文については、少量・ケース単位で、弊社で在庫している「規格品」の場合と、お客様のご希望内容に沿った内容で製造する「オーダーメイド」の場合とがあります。
袋やフィルム製品の場合、一枚あたりの価格については、数円から数十円の範囲になる場合が多く、一枚あたりの価格をみれば、そう大きなコストとはなりません。しかし、ご注文の場合には、規格品の場合であればケース単位、オーダーメイドであれば、製造最少ロットでのご注文でないとお受けできないため、単価x数量でご予算を設定いただく必要があります。
従いまして、数量が少ない場合ですと、規格品、数量が多い場合ですと、オーダーメイドのほうが割安感が生じることになります。
コストダウンを図りたい場合には…
現行品からコストダウンを図りたい場合には、下記ポイントを考えていくことをお勧めします。
- 袋のサイズは適切か(余分に大きくなってないか)
- フィルムの厚みを下げられないか
- 特に必要のない機能が付いていないか
- 購入の数量を増やせないか
特に、フィルムの厚みについては、たった0.01mmの違いでも、袋のサイズが大きければ大きいほど、原価の差も大きくなります。(※袋サイズが小さいと、大きな差にはなりません)
ただし、厚みを減らす=強度を減らすということになりますので、強度が減った結果問題が起こらないかどうか、確認する必要があります。