高密度ポリエチレン(HDPE)とは
高密度ポリエチレン(HDPE)とは?
高密度ポリエチレンは、HDPE(High Density Polyethylene)とも呼ばれ、半透明のフィルムです。レジ袋のフィルムとして使用されることが多く、シャカシャカとした肌さわりが特徴です。
高密度ポリエチレンの特徴
- 半透明
- 引っ張り強さに優れる
- フィルムが硬く、コシがある
- 耐熱性に優れる
- 耐寒性がある
- 薄いフィルムが製造できる
同じポリエチレンでも、低密度ポリエチレン(LLDPE)と比較すると物性が違います。軟化温度は120℃、融点は150℃ですので、低密度ポリエチレンと比較すると、高温に耐える特性があります。
また、引っ張り強さ、フィルムの腰の強さがあり、薄手でも強度が得られます。開口性にも優れているため、スーパーやコンビニなど小売店のレジ袋として使用されています。防湿性、バリヤ性も低密度ポリエチレンの2倍ほどの能力があります。
高圧重合法によって製造する低密度ポリエチレンとは異なり、中圧法または低圧法により重合されるため、別名「中低圧法ポリエチレン」とも呼ばれます。HDPEは1965年にアメリカで開発されました。
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