円安のせいで、フィルムメーカーは大ピンチ
平成26年10月20日号 バックナンバー
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円安のせいで、フィルムメーカーは大ピンチ
アベノミクス以降、どんどん進んだ円安で、フィルム業界は大ピンチに陥っています。石油を由来としている製品ですので、石油を輸入する際に円安になるほど、仕入れ価格が高騰することになります。
特にポリエチレンフィルムを製造する、インフレーションメーカーでは、採算が非常に悪化しており、フィルムを製造しても利益が出ないばかりか、マイナスになっている企業も出てきているそうです。
もちろん理由は、原材料費の高騰です。
たかだか数年前までは、1ドル80円程度だったわけですが、いまや110円に近づくほどの円安に変わりました。
為替だけで、1.37倍のコストアップになっています。製品価格が、このコストアップ分だけ上昇しているかといえば、そこまでの水準にはないようです。
今年に入ってから、業界全体ですと3~7%程度
現在は、原油価格が1バレル90ドル程度と、ピークの6月107ドル程度と比べて安くなっているのが多少の救いにはなっていますが、それでも為替分をカバーするほどではありません。
本来であれば値上げの実施により、採算を確保するべきところなのでしょうが、消費税の税理変更以来、全体的に消費が低迷しつつあり、どの会社も値上げを発表できないという事態に陥っています。
円安-輸出増-景気回復、というシナリオのはずが、円安-材料価格高騰-景気悪化、というシナリオに、段々変わってきているのではないかと非常に心配しているところです。
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■柳沢慎吾さん(タレント)について
ウッチャンナンチャンの内村光良から「この人だけだよ、テレビの音を消してもなんとなく面白いと分かるのは」と言われる。
※ウイキペディアより引用
▼編集後記
円安で大変だ、という記事を掲載したばかりですが、10月15日以降、今度は少し円高に降れてきたりしています。
為替の問題については、なんとなく、「結局アメリカ次第なのでは??」という気もしてきますね。
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