タイ・バンコクで活躍するLDPE袋
平成23年6月20日号 バックナンバー
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タイ・バンコクで活躍するLDPE袋
前回に続き、タイ・バンコクの企業様のフォロー訪問をご報告します。
バンコクから車で約2時間のところにある工業団地にあるA社様は、大阪に本社があり、約10年前にタイに工場を出された企業様で、製造している製品は精密部品です。
A社様では、進出当初から、現地でポリエチレン袋を調達する予定で何社ものポリエチレン袋をテストされたそうです。しかし、しばらく使用してみると、フィルムに異物が付着する事例が頻発してしまいました。
異物の多くは虫であったり、焼け焦げたものであったり。そうした異物が付着しているために、梱包の際の外観検査に非常に時間がかかってしまったそうです。
最初は、検査員の増員で対策していたのですが、A社様のタイ国内でSの取引数量の増加に伴い、クレームとして、「ポリ袋の不良」が増えてしまいました。また、生産する製品のクリーン度への要求が高まり、タイ国内向け出荷であっても、日本国内と同様の管理が求められるようになってきたのです。
そこで、大阪の本社を通じ、当社のポリエチレン袋をご利用いただくことになりました。
とりわけ、異物管理や虫の混入については安心できるとのことでお喜びいただいています。また、タイでは、LDPE(低密度ポリエチレン)フィルムで良いものがなかなか見つからなかったため、やむを得ず、HDPE(高密度ポリエチレン)フィルムの袋を利用していましたが、透明で粘りのあるLDPE袋のほうが破れにくく使い勝手が良いということだそうです。
今回ご購入頂いた製品
新興国で活躍する日系企業
タイでは数社の企業様を訪問させていただいたのですが、各社揃って、ここ3年で売上高が3~5倍程度に急増しています。すごい実績なので、
「どんな営業をしているんですか?」
と質問しましたところ、
「営業はしていません。あえて言えば、クチコミくらいです」
とのことでした。
営業で売り込まなくても、売上はどんどん増加しているとのことです。もともとタイで取引しているユーザー企業様がタイ国内での生産量を増やしていることと、新たにタイに進出してくる企業からの引合いにより、取扱高が急増しているとのことでした。
デフレや円高に苦しむ日本ではなかなか聞かれない話です。新興国の勢いを感じた訪問でした。
◇「いつか使える」情報のコーナー
中川翔子(タレント)さん について
『社長島耕作』では中川をモデルにした「社長秘書 神奈川恵子」というキャラクターが登場している。
※ウイキペディアより引用
▼編集後記
6月16日、17日と、再びタイ・バンコクを訪問しています。今回は現地のフォロー訪問2社と、プロパックアジアという包装関連の展示会を見に行くことが目的です。
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