ノッチ(切れ込み)付ポリ袋で静電気対策

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平成21年11月20日号 バックナンバー

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ノッチ(切れ込み)付ポリ袋で静電気対策・・・フォロー訪問vol.11

今回のフォロー訪問は、クリーンルーム向け製品を製造販売していらっしゃるN社様の事例をご紹介します。N社様の製品は、クリーンルーム内で使用されています。

その中でもとりわけ、電子部品の製造工場や電化製品の組み立て工場内のクリーンルームが多いのですが、こうした電機関連のクリーンルームでは、ちょっとした静電気でも、機械の誤作動や製品不良に結びつくという問題がありました。

N社のユーザー様も、導電性繊維を使った専用の制服を着用したり、アース用として、専用のリストストラップを用いたりしながら、様々な静電気対策を行なっていらっしゃるということです。

N社様の製品を入れるポリ袋についても、帯電防止タイプをご採用いただき、極力静電気対策を行なってきたわけですが、それでも完全にゼロになるわけではありません。

N社様では、ユーザー様に対し、よりよい改善方法を提案することになりました。

静電気は、そもそも、物質同士が接触したり、摩擦されたり、剥がれたりすることにより発生します。N社様は、ポリ袋を開ける際に、フィルムを破る場合にもたくさん静電気が発生しているのではないかと考えました。ポリ袋をもっとスムーズに抵抗なく開封できれば、静電気の発生を抑制できるかもしれない。

そこで、当社にご相談いただき、ポリ袋にV字型の切れ込み(「ノッチ」と呼ばれます)を入れることになりました。ノッチを入れることにより、ノッチ部分からフィルムを割きやすくなり、簡単にポリ袋を開封することができるようになりました。

ノッチ加工を入れることにより、価格は少し高くなりましたが、ユーザー様では静電気対策にかなり力を入れていらっしゃったため、この「ノッチ効果」を大変気に入り、即採用となったそうです。

フォロー訪問裏話

東日本をフォロー訪問する場合には、東京駅付近を中心に移動することが多くなります。

私どもの住んでいる福井県は、日本海に面しておりますので、魚介類については、新鮮で美味しいものが手に入り易い環境です。そんな福井人からみても、大変にうらやましいのが、「築地市場」です。残念ながら、地元の市場は一般人に公開されていません。

そんなわけで、東京のホテルに宿泊する際などは、ちょっと早起きして、築地市場まで。

日本海側ではあまり目にすることのない魚介類、特に貝などは見たことがないものや、とてつもなく大きいものなどが見られて非常に面白かったです。それに、築地といえばやはりマグロにびっくりします。ぶっといマグロがごろごろ並べられ、日本刀のような長い包丁で解体される様は圧巻です。

市場を出入りする際には、あの独特の小型の乗り物が凄い勢いで出入りしているのでちょっと怖いのですが、活気を感じられて楽しいですね。

ちなみに、あの乗り物は「ターレー」、「ターレットトラック」という名前だそうです。なぜか市場関係者は「ばたばた」などと呼んだりもするそうですが・・・。

もちろん、市場見学の後は近くのお寿司屋さんで海鮮丼などを。築地には早朝から営業しているお寿司屋さんが何軒もあります。「朝6時から海鮮丼とは、なんて贅沢な」とも思いますが、せっかく来たからには食べねば。

フォロー訪問裏話でした。

◇「いつか使える」情報のコーナー

「ターレー」について

近年はバッテリーでモーターを駆動する、電気式の機種も増加傾向にある

※ウイキペディアより引用

▼編集後記

毎年福井では、11月6日からカニ漁が解禁されます。今年も順調に解禁されたようです。正式な越前かにには、ハサミのところに黄色いタグが取り付けられ、目印になっています。

「越前かに」が美味しい理由は、福井の漁港は、他県の漁港よりもずっと漁場に近いという地理的優位があり、新鮮な状態で水揚げされるからです。他県のカニよりも美味と言われる所以です。

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